福井・北陸の離婚について

福井県内の離婚は年間1400件ほど。全国的には離婚率は高くないとは言え、それでも年間結婚数の3分の1。決して少なくはありません。石川など北陸全体も同様です。ただし、北陸特有の離婚事情(親がかり、姑舅関係、親権者の争い、持ち家率の高さ…)などもあり、難航することも多く感じます。

女性がフルタイムで働くことが多い地域性がありますが、女性の賃金は高くなく自活、シングルマザーとして子育てをすることはなかなか大変なことだと思います。だからこそ、離婚の際の財産分与、養育費等については明確に、きちんと実効性のあるものにしなくてはならないかと思います。(もちろん、ご自分の経済的自立も大切です)。

福井・石川でも9割以上が話し合い(協議)での離婚。裁判や調停での離婚はほとんどありません。協議離婚で何より心配なのは取り決めが中途半端になったり、口約束だけになってしまうこと。未だ養育費、慰謝料を継続的に受け取れない女性が多いことを考えると、協議書作成を強くお勧めします(特にお子さんがいる場合、財産分与や慰謝料の分割払い、不動産の問題がある場合はそうです)。

また、地方の女性は情報不足に加え、世間体、複雑で密接な人間関係で立場が弱く、離婚を急ぎ、不利な条件を飲んでしまうこともあります。離婚協議が整わない場合は裁判所に「調停」を申し立てることになります。不利な条件での話し合いをそのまま続けて、合意することはありません。家族の問題は法律だけで割り切ることはできません。色々お話できたらと思います。